アレルギー疾患について 

アレルギーとは

アレルギー:ピルケー教授
対外物質(抗原)が一度からだの中に入り、次にまたその物質が入るとき
には最初の時とは違うという事実を発見し、これを「アレルギー」と呼んだ。 

ギリシャ語 allos(変わった)+ergo (働き)=allergy(変わった反応能力)
    インフルエンザ・ウィルス、麻疹予防注射、蜂刺されのショック

両刃の剣
   アレルギー・・・体に都合の悪いもの、過剰防衛、コントロール・
                          メカニズムの狂い(過敏症)
   免疫   ・・・体に都合のよいもの、防衛機能     

アレルゲン・・・抗原の中でアレルギーを引き起こすもの。
                   すべてのものがアレルゲンになるわけではありません。

アナフィラキシー( I 型アレルギー、即時型反応) ショック

生体防御機能・・・感染防御・自己免疫病・癌免疫・AIDS・臓器移植


アレルギー反応の機序
 抗体抗原反応→化学伝達物質の遊離 
  (ヒスタミン・アセチルコリン・ロイコトリエン等)→組織障害→アレルギー反応


アレルギー疾患

気管支喘息:日本で人口の約 3% 300万人(アレルギー性喘息その30〜60%)

アレルギー性鼻炎(花粉症) : 日本で人口の約7から8%

アトピー性皮膚炎  :  600万人

その他  じんましん、偏頭痛、アレルギー性下痢、アレルギー性結膜炎


アレルギー・マーチ
 アトピー性皮膚炎からアレルギー性鼻炎・気管支喘息など種々のアレルギー
 疾患が次から次へと現れる状態。


 最近、アレルギーが増えています。単にアレルギー症状を起こす人が
   増えているだけではなく、アレルギーが治りにくくなっている、いったん
   治っても再発する例が増えている、一人でいろんな症状を起こす人が
   増えている、などの傾向があります。

      → 食生活の変化、住環境の変化、大気汚染、ストレスの関与。

 医師に相談するとき、あらかじめ整理しましょう。(アレルギーかな?
   と思ったら)どんな症状が現れたか、いつからどのくらいの頻度で現れたか
   どんなときに現れたか(特定の食べ物を食べたとき・大掃除をしたとき・
   春先や梅雨時 など)、家族にアレルギーの人はいないか(3親等以内)。

 治療の第一歩はアレルゲンを知ることです。 アレルゲン除去療法。